JIS A 12１1 CBR試験
CBR（California Bearing Ratio:路床土支持力比）は路床や路盤の強さを評価するための相対的な強度を表している。４方法ある。
１・設計CBR試験はアスファルト厚さを算定するためのもの
２．修正CBRは土の締固め密度とCBR値の関係を求める 締め方め度90％、95％でCBR値20％以上が必要とされる場合が多い
３．配合CBRは目標強度（ＣＢＲ値２０％が多い）を達成するための添加剤（石灰やセメント等）とその添加量、添加量に対するＣＢＲ値の関係を求め、添加剤の添加量を求める この試験とあわせて 六価クロム溶出試験を行うことが多い
４．水締めＣＢＲは埋め戻し土などの使用に関する目標値を達成できるものか判定する。この方法のみランマーで締固めをせず、試料を水につけモールド内に試料と一緒に投下し、ジギング後５ｋｇの穴あき加重盤を乗せて１５分静置後貫入しＣＢＲ値を求める。（他の方法もある）
試験方法
1.設計ＣＢＲ
自然含水比状態の試料を37.5㎜ふるいでふるい、通過試料を3層 67回で突き固め各2モ－ルドずつ供試体を作製し4日間水浸後貫入し、2.5㎜ 5.0㎜のCBR値を求める。
試験デ－タ例
2.修正ＣＢＲ
最適含水比に調節した試料をおのおの3層 17回、42回、92回各モ－ルドずつ供試体を作製し4日間浸水後貫入し、密度－CBR値の関係を求め、最大乾燥密度の90％、95％のCBR値を求める。締め方め度90％、95％でCBR値20％以上が必要とされる場合が多い
試験デ－タ例
3.配合ＣＢＲ
試料の準備方法は 1.設計CBR試験と同じで、セメント等を量を変えて加え（３パタ－ンが主流）、セメントは3日間、石灰は6日間空気養生後 4日間水浸後貫入し、2.5㎜ 5.0㎜のCBR値を求め、添加量とCBR値の関係から目標添加量を求める。
この試験とあわせて六価クロム溶出量を求めることも多い。（セメント及びセメント系固化材を使用した改良土の六価クロム溶出試験実施要領（案））
試験デ－タ例
試験状況
突き固め状況
空気養生状況（配合CBR試験時）
吸水膨張量測定（水浸）
貫入状況
